嘉徳四季第50回?迎春オークションは二日間に渡り盛況のうちに閉幕しました。六つのテーマオークションに分けられ、中國書畫、磁器、玉器、工蕓品等を含めた合計3500點の作品が出品され、総合落札金額が14億7385萬円になりました。今年の初オークションの盛況は、新年の良い幕開けになったと同時に、蕓術市場に春のようなぬくもりと活力を與えることとなりました。
中國書畫
四季書畫部門マネージャー肖洋
今回の落札結果は予想通りで、四つのテーマオークションと十回以上のテーマセッションすべてにおいて良い成績を収めました。
これまでと同様、近現(xiàn)代部門の「遺珠拾珀」セッションでは、市場の特性と學術とのバランスをとりました。現(xiàn)代書畫部門では、四つのテーマセッションのなかで三つの落札率が100%になりました。そのうえ、再び開催された「川渝繪畫」テーマセッションは、前回よりも落札率が大幅に上がったことで市場に認められました。
古代書畫部門における同一コレクターの収蔵作品と「宗教絵」テーマセッションは最も人目をひきました。古代書畫部門は今後もさまざまなテーマセッションを開催し続け、コレクターの皆様のニーズに対応していく所存です。
テーマセッションの落札率は高く、多くの作品が高値で落札された
1月13日に、中國書畫部門は二つのテーマセッションに分けられ開催されました。
「遺珠拾珀——中國近現(xiàn)代書畫」セッションは新年初のセッションだったこともあり、オークション現(xiàn)場は熱気に包まれました。當セッションの落札率は84%に達し、総合落札金額が1億8128萬円になりました。そのなかで、範曾が描いた「行書春帰、爺孫楽」は63.25萬元で落札され、當セッションの最高値になりました。銭松嵒が描いた「蜀江秋色」は51.75萬元で落札され二番目の高値作品となり、啓功が書いた「行書七言詩」は43.7萬元で落札されて、三番目の高値作品になりました。
今回の特別プロジェクト「金陵風骨」セッションは、銭松嵒、魏紫熙、宋文治、亞明などの畫家の作品だけではなく、高二適、林散之、胡小石などの書道家の作品も集まっています。コレクターの皆様に愛され、落札率が95%に達しました。その他には、賀天健、黃幻吾、張伯駒などの作品も、予想価格より非常に高い価格で落札されました。
26
範曾(b.1938) 行書「春帰」、「爺孫楽」
D51cm(2)
落札価格:RMB632,500
37
銭松嵒(1899-1985) 「蜀江秋色」
67×34cm
落札価格:RMB517,500
25
啓功(1912-2005) 「行書七言詩」
134×32cm
落札価格:RMB437,000
「中國現(xiàn)代及び近現(xiàn)代書畫」セッションには600點以上の作品が登場し、総合落札金額は3億5372萬円となりました。そのなかで、賈又福が描いた「朝霞図」と杜滋齡が描いた「高原春曉」はいずれも115萬元で落札され、趙建成が描いた「情系圣域」は59.8萬元で落札されました。
285
賈又?! 赋紘怼?/SPAN>
35×139cm
落札価格:RMB1,150,000
361
杜滋齡「高原春曉」
212×546cm
落札価格:RMB1,150,000
360
趙建成「情系圣域」
144×176cm
落札価格:RMB598,000
現(xiàn)代書畫部門では、「推薦藝術家—李津」、「筆墨新象」、「情真意濃·主題繪畫」という三つのテーマセッションが落札率100%になりました。そのなかで、徐華翎が描いた「香」と李津が描いた「教我如何不想他」はともにエスティメート価格より高値で落札されました?!?/SPAN>入蜀方知畫意濃—川渝繪畫專題(二)」テーマセッションも良い成績を収めました。
近現(xiàn)代部門では、張大千、黃賓虹、呉昌碩、王雪濤などの高名な畫家の作品が相変わらずコレクターの皆さまに大人気でした。民國時代の「京津畫派」テーマセッションもコレクターの皆さまに好まれ、數(shù)多くの作品が落札されました。
341
李津「叫我如何不想他」
35×138cm
落札価格:RMB345,000
499
関良「戲劇人物」
67×46cm
落札価格:RMB345,000
859
于右任草書「李白詩四首」
32×132cm
落札価格:RMB230,000
546
陳半丁、溥伒茂「林清談図、行書七言詩」
落札価格:RMB69,000
作者不明の作品でも注目の的
今回の中國古代書畫部分は二つのセッションに分けられ、計800點以上の作品が出品されました。総合落札金額が4億5096萬円となり、さらに午前中のセッションの落札率が88%に達しました。
「中國古代書畫(一)」セッションでは、作者不明の作品でも高値で落札されました。午前中のセッションにて、トップテンの高値作品のなか、八點の作品が作者不明となっています。そのうち、「官威図卷」は94.3萬元、「雪景寒林」は70.15萬元、「水閣銷夏図」は59.8萬元で落札されました。
1069
佚名「官威図卷」
?50×632cm
落札価格:RMB943,000
1034
佚名「雪景寒林」
?25×28cm
落札価格:RMB701,500
1172
佚名「水閣銷夏図」
?152×85cm
落札価格:RMB598,000
1151
佚名「雍正像」
?39×42cm
落札価格:RMB483,000
992
佚名「漢宮春曉」
?39×325cm
落札価格:RMB368,000
1012
李昭道(款)「海天旭日図卷」
?45×210cm
落札価格:RMB230,000
1145
佚名「阿房宮賦」
?168×83cm
落札価格:RMB207,000
午後の「中國古代書畫(二)」セッションも熱気に包まれました。そのなかで、查士標が書いた「行書五言詩」は65.55萬元、劉墉が書いた「行書七言詩」は24.15萬元で予想価格より高値で落札されました。
仏教蕓術品の「古今須臾——宗教繪畫擷珍」セッションでは、弘法大師の「妙法蓮華経」が41.4萬元で落札されました。その他に、佚名の「釋迦牟尼仏」は40.25萬元、夏圭(款)「千巖競秀図」は36.8萬元で落札されました。
1656
查士標「行書五言詩」
?219×75cm
落札価格:RMB655,500
1259
弘法大師「妙法蓮華經」
落札価格:RMB414,000
1249
佚名「釋迦牟尼仏」
?123×70cm
落札価格:RMB402,500
1488
夏圭(款)「千巖競秀図」
?38×508cm
?38×166cm
落札価格:RMB368,000
1662
劉墉「行書七言詩」
?32×162cm
落札価格:RMB241,500